いい温泉宿、おいしい料理宿

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再び訪れたいお宿探訪と趣味のブログ

旅館花屋【長野県 別所温泉】~回廊で繋がれた大正浪漫の建築美に息をのむ。源泉かけ流しの良泉と初夏の美味会席を楽しむ~

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 創業は大正6年。おおよそ100年が経過した今も尚、創業当時の姿を色濃く残した建物は、手がけた宮大工の職人魂と遊び心が詰まっています。

旅情

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 花屋さんは別所温泉街の中でも別所温泉駅に近い立地にあり、門構えから如何にも高級そうな雰囲気があります。正面玄関の前庭の手入れや大きさもさることながら、それ以上に想像もできない程の広大な敷地の中に建物があります。

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 建物は大正の初期に建築され、素人目からみても館内の保存状態は良く大事に使っておられるのがよく分かります。その状態の良さから、お宿のほとんどが国登録有形文化財に指定されています。

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 補修や修繕をしているとのことですが、外観は古さを感じることはなく、その景観は日本の建築物の美しさそのものです。

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 車を玄関につけると、ドアマンの方が待機しておられるので車をお願いします。こちらは玄関の内側から風景。

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 玄関ロを通ってロビーでチェックインの記帳です。2回目の宿泊でしたが、このお部屋に入るとまさしく大正!という雰囲気から、タイムスリップしたような感覚になります。ここだけ切り取ると洋館のような佇まいです。

f:id:SiWaSu_CaT:20191114212923j:plain 記帳台も花屋さんの紋入り。洋電飾にもついつい目が移りします。こういう装飾品の演出は館内の至る所に見られ、白熱灯を使用して情景美を楽しめるように工夫をしておられようです。

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 外回廊によって館内は結ばれており、回廊の先々には個別の宿泊棟のようなものが点在しています。離れのお部屋を持っておられる旅館は多いですが、外回廊だけを通ってお部屋に行くという趣向は他にはないものがあります。

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 春秋は庭の新緑と紅葉の風景を楽しめそうですが、冬に訪れた時は外なのでやはり寒かった。それでも雪景色は、それはそれで想う情景があり、良い意味でお風呂が恋しくなります。下の画像の三又になっているところ左がお風呂となっていて、館内のお風呂なのに開けるとすぐに脱衣室で外湯のような感覚です。

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 回廊の脇には水車小屋があったり、庭園の池には鯉が泳ぎ丁度見ごろの藤が咲いていました。

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 回廊と建物は迷路のように繋がっているのですが、離れやいくつかの棟に分けられています。それぞれの棟では何となく建造の趣向が異なっているように感じました。

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 左は新しいお食事処です。前回の宿泊も玄関棟の食堂だったので是非こちらでも食事をとってみたいものです。大宴会場も覗かせて頂きました。こちらは現役稼働のようですが、この大きさを使う宴会は、現在では催すことは少ないのではないかと思います。柱がないのはやはり凄い。

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 チェックインをしたロビーの隣には売店があります。お菓子などのお土産品から、郷土の特産品なども置いてあります。真田紐が売ってあったので記念購入。

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 前回の宿泊は回廊を通った先のお部屋でした。同じお部屋が2つとない花屋さんなので、別のお部屋をお願いしたところ、中庭の回廊を通らないお部屋の案内でした。画像はロビーから出た廊下です。お部屋へは花屋さんの紋が入った暖簾手前を右折。奥が厨房のようです。

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 紋暖簾を右折すると左画像奥から出てきます。出て左を向くと右画像の階段。これを上るとお食事処があります。さらに階段があるので上りきると・・・。

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 リニューアルされたであろう個室の小宴会部屋がある待合室のような場所に出ます。グループ客や日帰り客なんかに利用されるのでしょうか。

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 ここにはツツジがたくさん植えてありました。残念ながら季節は少し早かったようで、蕾はまだ硬く僅かに咲いている程度でした。お庭は手入れが行き届いており、満開になるとさぞ華やかなのでしょう。

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 小宴会場の待合室を抜けると、また外廊下に出ます。この付近でカツオ出汁のいい匂いがしてきました!下には厨房があるのかな。

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 通路からは今回泊まるお部屋の外観と中庭が見えます。館内は禁煙となっていて、応接間のような喫煙室が玄関のある棟に設けてありました。また、このクラスでは珍しく館内に自動販売機があります。以前は、なかったように思います。時代のニーズですかね。

 

お部屋

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 お部屋は玄関のある棟を抜けた先の最奥2階にある71番というお部屋です。

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 お部屋の扉を開けると広々とした踏み込みがあり、次の間には、木造りのおしゃれな水屋棚とお茶セットが置いてあります。花屋さんのお茶は大変おいしく、緑茶とほうじ茶の二種類用意してくれています。

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 間取りは、踏み込み2畳+次の間3畳+本間10畳+広縁6畳+洗面とトイレとかなり広いです。

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お部屋案内後にお茶を入れて頂きました。お茶菓子は長野県の銘菓「みすず飴」。

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 お部屋はシンプルですが、本間にはレトロな鏡台、雪見窓、欄間には海?をイメージした細工が施してあります。

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 広縁には洋風レトロな家具と絨毯が敷かれてあります。広縁には洗面と安心のシャワートイレがあります。お部屋にはドライヤーはありません。冷蔵庫、金庫の備えもあり。アメニティは一式揃っていますが、お風呂には余計な物はないので、お部屋から必要な物は持っていきます。部屋の鍵は2本用意してくれているので、お風呂や外出する際は助かります。

 

お風呂

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  館内には「大理石風呂」、「若草風呂」、「男女別露天風呂」があります。大理石風呂と若草風呂は時間帯の入れ替え制となっていました。露天風呂の入れ替えはありませんでした。花屋さんの源泉は湯量が豊富な単純硫黄泉です。熱めで口当たりの良い優しい玉子味のお湯は、ツルツル触感に小さな白い湯の華がたくさん浮遊しています。湯上りはしっとりとスベスベとした美人の湯です。ゆったりと香る硫黄の匂いは気持ちを落ち着かせてくれます。

大理石風呂

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  大理石風呂はステンドグラスが印象的な花屋さんのシンボル的大浴場です。

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 5人ぐらい余裕をもって入れる長円形の湯舟と、3人ぐらいは入れそうな四角の湯舟があります。気持ちのいい量の源泉が投入され、特に長円形の湯舟からは浴槽の淵からなみなみと溢れています。また、奥の切れ込みのところはサイフォン方式になっていて湯舟の下からもお湯を排出していました。お湯が上下から新しく入れ替わるのは、うれしい限りです。

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 上の浴室以外に隣にも浴室があって、一旦脱衣所に戻って移動します。そこにはもう1つ四角の湯舟があります。察するに昔は男女別だったのかな。こちらの浴槽もサイフォン方式となっています。かけ流し量は惜しみなく、たくさんの宿泊客がいましたが、入れ替わり立ち代わりに入っても、常にオーバーフローするぐらい投入されています。

 しかし、さすがGWというべきか、相方の話だと翌朝には若干白く濁りがあったそうです。シャワーは入浴者が集中すると待たないといけなかったようです。

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 脱衣所にはドライヤーは備えてありますが、数が少ないので特に女性は入浴者が集中すると順番待ちになるかもしれません。前回宿泊したときはお宿のコンセプトで、宿の雰囲気をそのままでと、洗面には全くなにもなかったのですが、今回はハンドソープやティッシュなどが置かれていました。脱衣所にはお茶のサービスもあります。この当たりも時代の流れでしょう・・・。

若草風呂

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 10人ほど余裕をもって入れそうな大きな横長の浴槽です。かけ流し口は2つありました。源泉の投入量は大理石風呂に比べるとかなり控えめです。こちらには吸い込み口があったので循環併用かな。

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 男女入れ替え後はわずかに白濁があり、翌朝にはさらに白濁化が進み湯の華は見られませんでした。お湯にばかり目がいきますが、湯屋は大理石風呂に負けないレトロで雰囲気があります。

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 脱衣所には大理石のお風呂と同じものが備わっています。こちらにも飲水処も設けてあります。お宿の名前の通り、どこにいっても花の電飾があります。また、壁際にある腰掛の下には花屋さんの桜の紋が掘ってあります。

露天風呂

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 若草風呂の横から外に出て通路を歩いていくと・・・。

 

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 露天の入り口に到着です。

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 露天風呂はシンプルな岩風呂です。画像はチェックイン直後と翌朝の湯舟の状態です。源泉の投入量は、溢れ出るお湯の量から考えると、なかなかのものです。泉質は内湯と同じ単純硫黄泉です。チェックイン直後は、こちらに来るお客さんはおらず透明で湯の華がたくさん舞う新鮮湯が楽しめました。

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 こちらは女性の露天風呂。男性の浴槽よりもちょっと小さいそうです。露天風呂にはカランとシャワーがないので洗髪洗体は内湯で行います。

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 別所温泉には外湯が3カ所あります。料金はそれぞれ150円とお安く入湯できます。前回は外湯を巡りましたが、どの湯屋も趣向が違うので異なった風情を感じることができます。

 

お料理

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  朝夕食とも玄関のある棟の2階にある食堂で頂きます。喫茶室のような場所もあり、水屋にはカップがおいてあるので、現在もお茶などを提供しておられるのかな。館内を見て回ると、この食堂は厨房の真上に位置してるようで、出来立ての物を真っ先に口にすることができるお食事処かもしれません。

夕食

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 宿泊したのは5月ですが花屋さんは四季会席なのか春の会席料理の装いでした。世間では初夏というイメージがありますが、北の国では5月に桜が咲くところも多く旬の物と言えます。お料理全体は春の香りがする食材を中心に彩のコントラストが素晴らしいお料理が並びます。味付けは北国によくある濃い味ではなく、とても口当たりのいい京風でした。

 献立は頂いた献立表をもとに書いてあります。内容に関しては説明して頂いたものと、実際口にした感想を交えて記してあります。個人的な感想なのでご参考程度に見ていただければ幸いです。

 

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【食前酒】:梅酒

【先付】:桜豆腐

 梅酒は風味が濃い目でしっとりとした甘さがあります。 桜豆腐は桜の香りを持たせた歯ごたえのある胡麻豆腐です。胡麻の風味は抑えて桜の匂いを賑やかに前に出しています。豆腐の上には桜の花びらを模したピンク色の百合根、新緑のそら豆と山葵を乗せて桜の葉で巻いてありました。この桜の葉から漂う香りが、器全体に広がり春が漂うお品。

 

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【八寸】:旬菜盛り合わせ

 八寸はすべて小鉢盛りの珍しいもの。どれも先付の一品出しでもおかしくはない物ばかり。左から。漆器の器には「穴子ちらし寿司」です。具材は穴子、錦糸卵、海老、枝豆と盛りだくさん。押し寿司とかはよく目にしますが、花屋さんは椀盛りの2口ちらし寿司。たくさんの穴子に器の下に甘だれが敷いてあります。縦縞の珍味器には「クラゲとナマコのおろし膾」。クラゲとナマコの上に、胡瓜と大根おろしが添えられ、クコの実で彩を締めます。お酢控えめのナマスで、柑橘系の香りと大根おろしでさっぱり。黄色のザゼンソウを模したような器には「鴨ローストと葱の辛子醤油和え」。鴨の塩は控えめに柔らかく炙ってあります。その下にネギを敷いて、鴨に絶妙に合う甘口の辛子醤油に浸してあります。最右には、エンドウ豆?の寄せ、鱒のアスパラ巻き、青梅の甘露煮。初夏の色も入った3品。ほんのり甘い寄せは恐らくエンドウでしょうか。鱒は昆布〆かな。初夏野菜のアスパラも緑が映えます。梅甘露は相方のものと大きさの違いがあり不揃いからすると自家製でしょうか。

 

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【椀】:蟹糝薯

 蟹の風味はやんわりと、お箸でふわりと裂ける柔らかさ。口にいれても舌でほどけるほど。これに刻み筍を練り込んだ筍餅が入っていました。鰹のお出汁は香ばしく、木の芽とコシアブラ?が浮かべて青味を加味。醤油風味は抑えて塩加減は上品にお出汁の香りを楽しめます。

 

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【造里】:貝柱、カンパチ、マグロ、ヒラメ

 帆立は二枚におろし、酢橘が挟みこんであります。口に入れるとスダチの風味が移ってさっぱり。カンパチはコリコリとしており、桜を型どった紅芯大根が添えてあります。マグロは脂の乗りは程よく中トロぐらいで適味。これに長芋を添えてあります。中を抜いたラディッシュの下にヒラメ。カンパチとヒラメの下に台として、胡瓜の飾り台が敷いてありました。遊び心があって楽しみながら頂けます。妻は海藻麺、山葵、蓼、大葉。

 

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【煮物】:新筍 細巻湯葉

 藍の器には若筍、湯葉、里芋、インゲン、餅麩が鮮やかに盛られています。筍は香り高く歯ごたえが気持ちのいい程に炊かれています。里芋はシャキッとしているのに、口に入れるとトロッとして出汁に馴染みます。湯葉は筒状に巻いてあり、噛むと柔らかく重ねられたミルフィーユのような触感がいい。ヨモギ麩は季節を意識した新緑の青カエデ。出汁は筍を炊いた鰹出汁かな。お出汁の味は控えめに見た目と素材の味で春と初夏を楽しむ煮物です。

 

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【焼肴】:サーモン蕗味噌焼

 蕗はフキでも春らしくフキノトウです。フキノトウと白味噌を合わせたものを、サーモンに塗って焼いてあります。焼いて縫って炙ったかも。食べた時はフキノトウの匂いは感じられるのですが、特有の青臭さはなく後口がすっきりしています。付け合わせは大根の桜酢漬け、サツマイモ羊羹です。桜漬けの酸味と羊羹の甘味が味に変化を持たしてくれるのは粋です。

 

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【止肴】:信州黒毛和牛すきしゃぶ鍋

 具材は、白菜、白ネギ、水菜、しめじ、エリンギ、えのき、豆腐、マロニーです。豆腐は少量でしたが、香りが強く手作り感があって大変おいしい。以前、別所温泉の他の旅館に泊まった際も豆腐がおいしかった印象があります。お豆腐を卸している業者さんがいるのでしょうか。信州牛はサシのはいったロース。お肉の火加減は配膳時に「お好きな時にどうぞ」でした。ミディアムレアぐらいの湯通し加減で、柔らかくほろほろした和牛の味。信州牛はどこで食べても他の和牛と違い、脂が乗っていてもあっさりとしているように思います。これをしっかり鰹出汁醤油のお鍋で頂きます。柚子胡椒も用意してくれているので好みで味付けを楽しめます。

 

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【食事】:長野県産コシヒカリ、お味噌汁、香の物

 北国のコメはいつもうまい。炊き加減も絶妙です。お味噌汁は信州味噌。具材はナメコ、梅お麩、三つ葉です。香の物は4種盛りと豪華。ぬか漬け胡瓜、刻み野沢菜、大根の浅漬け、らっきょの酢漬けでした。

 

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【デザート】:抹茶のムース、トマトジュレ乗せ

 抹茶は濃厚で滑らかムースに生クリームのあしらい。このムース1欠片が大きい。軽く熱を入れてトマトは湯剥きしてあります。トマト自体はとても甘くコンポートのようにしてあるのか。これに甘い白ワインのジュレが掛けてあります。

朝食

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・リンゴジュース ・切干大根 ・山葵昆布

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・鮭の塩焼き、玉葱入り練り物焼き、杏ゼリー ・だし巻き卵 or 温泉卵

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・鳥そぼろ餡(蕪、人参、筍、インゲン、鰹と鳥出汁)

・小鍋(厚揚げ、ナメコ、しめじ、ネギ、鰹出汁醤油)

・サラダ(サニーレタス、水菜、トマト、大豆、赤インゲン豆、ポテトサラダ、和風ドレッシング)

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・香の物(刻み胡瓜、梅干し ・お麩とワカメの味噌汁 ・白米

・焼き海苔 ・三宝柑の生ゼリー

 生野菜からデザートまで、おかずの種類が豊富です。少し変わったところで茶わん蒸しの代わりのような鳥のそぼろ餡。湯豆腐ではなく厚揚げの味鍋なんかも変わっています。和食では珍しく卵焼きと温泉卵から選べる卵料理もあります。そして、なぜか和歌山県田辺の三宝柑のゼリー。みすず飴本舗で作っているゼリーの原材料のようです。お茶菓子もみすず飴だったので、お取引相手さんの一押しなのかな。全体の味付けは少し濃いめで、ごはんのおかわりは必至です。

 

まとめ

 以前、泊まった際は季節的な物もあったのか、お値段からすると夕食がちょっと物足りない感じがしました。しかし、この度の宿泊でのお料理はとてもおいしく頂きました。GW特別料理?アップグレードだから?いずれにしても、一品一品に彩りと丁寧に仕上げた季節感のある会席料理。また、接客もなんとなくパッとしない感じだったのに、今回は従業員の方ができぱきとされておられ気配りを感じました。ふるさと旅行券が配られる以前は、どこの観光地もなんとなく元気がなかったのでそのためでしょうか。以前は冬に往訪し庭の雪景色もよかったですが、初夏の花と青々とした庭と建物のコラボレーションもすばらしかった。夜のお庭のライトアップも綺麗なので、回廊散歩しながら庭を楽しむのも贅沢な時間を過ごせると思います。個人的にはお風呂は大理石風呂が一番湯量も多く気持ちがよかった。若草風呂の雰囲気もいいんですけどね。お湯を楽しむなら大理石風呂一択かなぁ・・・。

宿泊料金

 さて、宿泊料金です。GWなので通常の休前日より4000円ほど高めになっていました。yahooのクーポンとポイント即時利用で6700円引きとなったので、GW価格を相殺したような形になりました。正直なところ1度目が好印象ではなかったので、2度目の宿泊はとても悩みました。されど、お宿の雰囲気はやはり抜群で、気になっていたお料理や接客の内容もすばらしく、再訪してほんとによかったと思いました。また行きたいお宿になったのは言うまでもなく。

宿泊日:2019/5(GW泊)

旅行サイト:一休(yahooトラベル)

プラン:本館に泊まってお料理はちょっと贅沢プラン 

部屋タイプ:本館(2~3名)和室

合計料金:49680円(2名)

クーポン:2000円(yahoo!プレミアム会員特典)

ポイント:4760P(ポイント即時利用)

支払い料金:42920円

獲得ポイント:429P

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